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OUR MASTER : 佐々木 隆子
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Vol.1119 宝塚歌劇月組公演〜龍真咲さんさよなら公演その2
 宝塚歌劇団月組トップ・スター龍真咲さんのさよなら公演の第二部は藤井大介作・演出シャイニング・ショー「Forever LOVE!!」。
 スタイル抜群の龍真咲さんと愛希れいかさんに似合ったゴージャスな衣装のオン・パレード。かんぽ生命がスポンサーに付いたメリットなのでしょう。
 振付スタッフが全て宝塚OGというあたりは予算不足かも知れませんが、マイナスにはならず。龍さんはかなり出ずっぱりで、舞台上の早替えがこれまたスピーディで楽しい。
 龍さんが月組のメンバー達と次々絡んだり、この公演で卒業する方々をフューチャーした場面を用意したり藤井先生らしい気遣いある構成。ただ残念な事が幾つかありました。
 まずは龍さんの相手役である愛希れいかさんは卒業せず次期トップ・スター珠城りょうさんの相手役として残留するせいもあって龍さんとのデュエット・ダンスの類いが少ない。
 月組の主流男役の3人が女役として龍さんにからむラテンの景やラインダンスが長くて間延びしているように私は感じました。また、ラインダンスでセンターをつとめる方は龍さんの同期で、同じく卒業される方。10才以上若い子達32人と踊らされてホントに良かったのか?多少考えさせられました。
 逆に私が気に入った場面は龍さんが男役達とEXILEの曲でキザに踊る場面、シャープに動ける愛希れいかさんを中心に原始的な曲を激しく踊る場面、そして藤井先生お得意の月組の皆が龍さんを送る場面。
 また、ブルーの衣装を着た次期トップ・コンビの珠城さんと愛希さんら若手をフューチャーした“Love”が軽いダンスでしたが味がありました。先日のリキヤ兄さんの公演での尾崎久美先生のお姿が一瞬脳裏に浮かびました。
 普通なら黒燕尾服を着た男役のフィナーレ・ダンスは龍真咲さんがひとり大階段を降りてくる珍しいものでした。
 ゴージャスな衣装を着る事で、さらに輝く天性のスター龍真咲さん最後の舞台を満喫いたしました。
 (追記)
 先日、テレビのバラエティ番組を観ていたら、競泳の池江璃花子選手で知られる淑徳巣鴨高校にEXILEの二人が訪問して学生の悩みを聞く!なるコーナーがありました。ごく普通の真面目そうな男の子が出てきて「タカラジェンヌの愛希れいかさんの大ファン」らしく「付き合うのは無理だろうけど、客席から恋してます!」と告白を。
 あまりに純粋なので笑えませんでした。
 おわり。

天野 俊哉




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