|
|
| | |
|
|
|
|
| | |
|
Vol.1104 渋谷シネマヴェーラ/映画史上の名作特集C女優の世界
|
|
渋谷の名画座シネマヴェーラ「映画史上の名作#15」特集第四週の8月20(土)以降のプログラムで最後にご紹介するのは、ハリウッド映画が誇る二大女優ベティ・デイビスとイングリッド・バーグマンの作品。しかも豪華二本立てで上映とのこと。
ベティ・デイビス主演「愛の勝利」(1939)
ハリウッド映画最高の年と言われている1939年の名作映画のひとつ。舞台劇の映画化で、製作のワーナー映画は企画の段階からベティ・デイビスにアカデミー主演女優賞を獲らせるつもりだったようです。この年は話題の全てをMGM映画「風と共に去りぬ」に横取りされており、最終的には主演女優賞はベティには輝かず、「風と共に〜」のヴィヴィアン・リーが受賞してしまいました。
ベティの為に用意された3人の相手役男優のうち、ハンフリー・ボガートはあの有名なトレンチコートを着て登場します。そして、キザなプレイボーイ役のロナルド・レーガン(後のアメリカ合衆国大統領)は黒のタキシードをビシッと決めています。ベティの熱演の口直しにお楽しみ下さい!
イングリッド・バーグマン主演「ヨーロッパ一九五一」(1952)
イングリッドがイタリアのロベルト・ロッセリーニ監督のもとで主演したイタリア映画。
ハリウッド・メイクをしていないナチュラル・メイクのイングリッドがとても綺麗で、多分それだけが魅力の作品。
昨年、生誕100年を迎えたイングリッド・バーグマンのドキュメンタリー映画「愛に生きた女優」がシネマヴェーラの上映会のすぐ後、8月27日からBunkamuraル・シネマ他で公開されます。そちらもおすすめいたします。
以上、渋谷の名画座シネマヴェーラでこの夏に特集が組まれる「映画史上の名作#15」のご紹介でした。
写真 上から
・調馬師マイケル役のボガートと
・ダンス相手アレック役のレーガンと
・医師フレデリック役のジョージ・ブレントと
・北欧出身(スウェーデンのストックホルム生まれ)らしいスッとした鼻立ちのイングリッド
・カメラを回す夫のロッセリーニ監督
天野 俊哉
|
|
|
|
|
|
| | |
|
|
|