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Vol.1100 初心者にも優しい松本晋一著「ロープウェイ探訪」出版記念そのA
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せっかく購入したのだから、と紙のカバーをして翌日から持ち歩く事にしました。長い移動時間や時間つぶしのお供に「ロープウェイ探訪」というわけですね。
私も松本さんとは同世代だし、ドップリ昭和時代に生きた人間ではありますが、旅行以外でロープウェイに乗った記憶はありません。
ある意味「ロープウェイねぇ?」と首をかしげる皆様とそう変わりがありません。毎日、松本さんの文章に触れる事でその魅力がわかるかもしれません。
《昭和を感じるロープウェイ》のコーナーでは、私達が知らない松本さんのロープウェイへの思いをジックリ読み知ることが出来ます。
懐かしい昭和の面影を残した鋸山ロープウェイが、搬器交換の為にサヨナラとなる日にわざわざ出掛けて終日共に過ごしたエピソードにはグッときました。
ロープウェイの専門書とかガイドブックレベルの内容でもあるのに決定的な違いが松本さんのロープウェイへの愛情がタップリつまった血の通った本であること。
チョッとした部分への遊び心、例えばロープウェイ・建物・お猿・ライチョウ等の小さな写真が一言喋ったり(写真@ABC)、真面目な文章の間に松本さんらしいユーモア(「手作りおにぎりがあれば完璧だ」)も笑わせる。
そして、本来なら付録程度のコーナーであろう《ロープウェイ資料室》のコレクションがあまりに凄い!凄い!凄い!凄すぎる!(写真D)
「なんでも鑑定団に出品したら?一体いくらに」なんてついつい不謹慎な事を考えてしもうた。
松本さんらしい!と笑ったのが、ガチャガチャでロープウェイの絵柄のピンバッジが出るまで¥4000使ってしまった、とこ。
出版元であるグラフィック社は、色々な時代ごとのカラーをオリジナルに忠実に再現しているようです。何か今風にせず古風で良いですね。絵葉書の写真を見ていたら、昔駄菓子屋で¥5で売られていた怪獣の写真を思い出しました。
もうずっとこの本とニラメッコしています。
この松本さんの本て、多分この本に出てくるロープウェイの関係者の方々が読んだら涙ボロボロの様な気がします。
ホント素晴らしい本ですよ。
写真 上から@ABCD
天野 俊哉
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