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Vol.1098 瀬川昌治監督追悼〜懐かしの東映列車シリーズ
 1960年代から70年代にかけて東映映画や松竹映画の喜劇作品で大ヒットを飛ばした瀬川昌治監督が6月20日に亡くなりました。
 瀬川監督は、私達タップ・ダンサーが大変お世話になっている瀬川昌久先生の弟さんであります。
 戦後の日本映画界における喜劇作品の数は物凄く多く、瀬川監督作品も例外ではありませんでした。
 今回は、瀬川監督が東映で渥美清さん主演で撮った《列車シリーズ》を取り上げたいと思います。
 瀬川昌治監督、渥美清・佐久間良子主演の列車シリーズは全部で3本。
 「喜劇急行列車」(1967年6月公開)
 「喜劇団体列車」(1967年11月公開)
 「喜劇初詣列車」(1968年1月公開)

 私はこれらの映画を小学生の頃、テレビの映画劇場で観ました。渥美さんが映画「男はつらいよ」のスターになる以前、テレビ「泣いてたまるか」の頃だったはず。
 ブルートレインが全編走り回る鉄道ファンには堪らない作品であるだけでなく、寅さんとは違うドジで生真面目な主人公が大好きでした。
 マイクの前で、初恋の人である佐久間さんへの熱い想いを喋っていたら車内中にその声が流れてしまう爆笑場面や、必ず登場する夢の場面では佐久間さんから情熱的に迫られてしまったり、子供のいたずらで温泉にワニが迷いこんでしまったりギャグ満載でした。瀬川監督と渥美さんの息が合っていたのでしょうね。
 それにしても、半年間に3作品創ってしまう当時の撮影所のパワーに驚いてしまいます。
 思えば渥美清さんが亡くなって今年の8月で早20年。機会がありましたらこの《列車シリーズ》も是非もう一度観てみたいものです。
 瀬川昌治監督のご冥福をお祈りいたします。

天野 俊哉




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