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Vol.1096 渋谷シネマヴェーラ/映画史上の名作特集Aボギー、ルノワールそしてノワール
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渋谷の名画座シネマヴェーラ「映画史上の名作#15」特集第二週の8月6日(土)から8月12日(金)に上映される6作品をご紹介いたします。
《ハンフリー・ボガート主演作品》
「キー・ラーゴ」(1948)
ボギーがエドワード・G・ロビンソン、愛妻ローレン・バコールと共演したギャング映画。結構硬派な作りで、残念ながら荒っぽい展開はありません。
「渡洋爆撃隊」(1944)
ボギーとフランスの女優ミシェル・モルガンの共演を期待したのですが、スリリングな運びで女優さんの存在を忘れてしまうほどの戦争映画。タイトル・バックに流れる音楽の美しさが記憶に残ってます。
《ジャン・ルノワール監督作品》
「水の娘」(1924)
「南部の人」(1945)
ルノワール監督は、あの有名な画家ルノワールのご子息様です。
若き日のルノワールが、女優で愛妻だった女性の為だけに製作したという不純な動機のデビュー作「水の娘」と、ハリウッド映画とは思えないほどリアリティに満ちた渋い「南部の人」。並べて観賞するべき二本立てかも。
《フィルム・ノワール作品》
「白い恐怖」(1945)
アルフレッド・ヒッチコック監督がイングリッド・バーグマンに眼鏡を掛けさせたサスペンス映画。イングリッドは共演のグレゴリー・ペックが自分より若く見える事を気にしていたそうな。私、ダリの場面が大好きでその為に何度も観たものです。
「キャット・ピープル」(1942日本未公開)
日本では、早くにビデオ発売されたホラー映画の名作。主演女優がメイク無しでもOKなくらい猫顔なのと、相手役の男優が男優とは思えないくらい平凡なのを記憶しています。
もしご覧になって同じ意見を持たれた方がいらしたら嬉しいデス。
天野 俊哉
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