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Vol.1095 渋谷シネマヴェーラ/映画史上の名作特集@探偵・推理・喜劇映画
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渋谷の名画座シネマヴェーラ「映画史上の名作#15」特集第一週の7月30日(土)から8月5日(金)にMGMミュージカルの名作「サマー・ストック」と共に上映される五本の作品をご紹介いたします。
最近は以前ほど二本立てのプログラムに対し不平や不満がなくなりました。
まあ、ミュージカル映画「サマー・ストック」と探偵映画「ガラスの鍵」は仕方ないとして、その他の喜劇映画の二本立て、探偵映画の二本立てには拍手を贈ります。
「ガラスの鍵」(1942日本未公開)
アラン・ラッド
ヴェロニカ・レイク主演
日本では永らく西部劇映画のスターという位置づけだったアラン・ラッドですが、ビデオからDVD時代を経て劇場公開されなかった作品が陽の目を見た事で、日本でも探偵役などのハードボイルドなスターとして認知されるように。
ハリウッドの男性スターの中でも小柄なアラン・ラッドに合わせ連れてこられたのが、こちらも小柄なヴェロニカ・レイク。そんなお二人のコンビぶりが魅力の作品。原作はダシール・ハメット。
「夕陽特急」(1936)
ウィリアム・パウエル
マーナ・ロイ主演
「ガラスの鍵」と同じくダシール・ハメット原作の探偵もので、MGM映画でシリーズ化されていました。
主演二人が演じるニックとノラ夫妻に愛犬アスタが加わります。まだ、初期の作品なので真面目な探偵映画ですが、のちのちアスタが大暴れしたりして、しだいに脱線してゆきます。
「そして誰もいなくなった」(1945)
ウォルター・ヒューストン主演
アガサ・クリスティ原作の推理映画。私が15歳の時、日本で初公開されました。
知られた俳優がほとんど出ていない事が、推理作品にはプラスに作用。
孤島に閉じ込められる不気味な雰囲気は劇場でのみ味わえるもの。ヨーロッパ出身のルネ・クレール監督作品。
「我が家の楽園」(1938)
ジェームズ・スチュアート
ジーン・アーサー主演
アメリカの理想主義を作品に反映させたフランク・キャプラ監督ですが、家のなかでトゥ・シューズを履いていつも踊っている大人の女性を見て、2016年の観客はどう感じるのでしょうか。一応真面目な喜劇映画であります。
「キートンの恋愛三代記」(1923)
バスター・キートン主演
20分の短篇作品を三つ並べた様なサイレント喜劇映画。「ベン・ハー」よりも早くチャリオット・レースを映像化。キートンのアクロバット芸が楽しめます。
天野 俊哉
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