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Vol.1094 渋谷シネマヴェーラ/映画史上の名作特集からミュージカル映画
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何だか一年中シネマヴェーラの映画紹介をしているような気がします。これを読んではたしてどれくらいの方が劇場まで足を運ばれているのでしょうか?
一度リサーチしてみたいものです。
今回は素敵なミュージカル映画からスタート。
「サマー・ストック」“Summer Stock”(1950)
MGMミュージカルの隠れた名作。歌のジュディ・ガーランドと踊りのジーン・ケリーが主演したバイタリティ溢れるミュージカル・コメディ。
本当なら歌うだけで良かったジュディがタップリ踊らされてしまいます。もうビックリです。
タップ・ダンスの場面は、
@“Dig Dig Dig for Your Dinner”
田舎の広いダイニングでのジーン・ケリーと若い男女ダンサーズの歌と踊り。
A“Portland Fancy”
納屋でのパーティシーンでジーン・ケリーとジュディ・ガーランドが踊る。
B“You Wonderful You”
夜のステージでのジーン・ケリーとジュディ・ガーランドの甘いバラード。ソフト・シューのステップを踏む。
C“You Wonderful You”
こちらも夜のステージで、きしむ床や新聞紙相手にジーン・ケリーが踊る。
D“All For You”
劇中劇のオープニングで、ジュディ・ガーランドが歌い正装のジーン・ケリーが軽く踊る。
Y'sTapDanceParty最初の発表会で、私が淺野康子さんとメンバーの皆さんに振付をプレゼントした懐かしいナンバーでもあります。
加えて、さりげなくお芝居でステップを踏んだり、リハーサル・シーンでステップを踏んだり目がはなせません。
また、タップ・ダンス以外ではジュディ・ガーランドがシックな衣装で男性ダンサーズを従えて歌い踊るニック・カッスル振付の“Get Happy”が素晴らしいです。
日本では劇場未公開。何故かビデオ発売がされましたが今回の大きな画面で観賞出来るチャンス、おすすめいたします。
《7月30日から8月5日内に上映されます》
天野 俊哉
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