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Vol.1090 生誕100年記念チャーリー・クリスチャン〜ジャズ・ギタリストの地位を確立
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1930年代後半スイング・ジャズの王様ベニー・グッドマンの楽団でギタリストとして活躍したチャーリー・クリスチャンが7月に生誕100年を迎えます。
「はたしてビッグ・バンドにギターって必要なのだろうか?」
ジャズのレコードを買い漁り始めた頃に持った疑問です。
大変失礼な言い分ですが、その半世紀も前に「いや、必要なんだよ!」とアコースティック・ギターではなく、エレクトリック・ギターをジャズの世界に持ち込んだのが我等がチャーリー・クリスチャンです。
有名なジャズ・プロデューサーであるジョン・ハモンドが、自ら発見した黒人のギタリスト、チャーリーをベニー・グッドマンの楽団に無理矢理放り込んだ!とハモンドの自叙伝にあります。このオーディション風景が嘘みたいな展開で笑わせますが、後年ベニー・グッドマン自身が出演した映画「Sweet and Low Down」(1944)の中で、似た設定でベニーがセルフ・パロディを演じております。
チャーリー・クリスチャンが実力を発揮したのはやはりオーケストラ演奏よりも少人数のコンボ演奏でした。
また、数年後に訪れる事になるビ・バップのライブ・セッションに、ディジー・ガレスピーやゼロニアス・モンク等と共に力を注ぎました。
あまりに急ピッチでジャズ界を駆け抜けすぎたチャーリーは25歳の若さで亡くなりました。
天野 俊哉
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