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Vol.1079 ロシュフォールが僕を呼んでいる!
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1950年代以降、画面・製作費・上映時間までが大型化してしまったミュージカル映画。
ミュージカル映画ファンとしてはそれらをひと通りは観るものの、ほとんど一度観るだけで十分。
ただし、「東京リズム劇場」で演出の松本晋一さんが、「サウンド・オブ・ミュージック」「マイ・フェア・レディ」「王様と私」などをタップ名作劇場で取り上げたりすると、何十年ぶりかでDVDを見直したりはします。
そんな中、すでにビデオ・DVD・CDまで揃っているのに映画館で上映されるたびに何度も通ってしまう70o画面の大型ミュージカル映画の名作があります。
しかも、ハリウッド映画ではなくフランス映画なのです。
「ロシュフォールの恋人たち」(1967)。
ジャック・ドュミ監督こだわりの作品であります。
ドュミ監督には「シェルブールの雨傘」という名作をはじめ「ロバと王女」「想いでのマルセイユ」等のミュージカル作品があります。
今回は、地元錦糸町の映画館の朝10時からの回に駆けつけました。渋谷とか銀座ではなく錦糸町ってあたりがこのブッ飛んだフレンチ・ミュージカルにぴったりで笑えます。
この作品、存命されてる方が多いのも嬉しいところ。
ダニエル・ダリュウ
ミシェル・ピッコリ
ジョージ・チャキリス
ジャック・ペラン
カトリーヌ・ドヌーブ
そして音楽のミシェル・ルグラン。
「パリのアメリカ人」のジーン・ケリーと「ウエストサイド物語」のチャキリスというハリウッド・ミュージカルの二大名ダンサーをこの作品に誘ったドュミ監督に乾杯。
二人には流暢なフランス語までしゃべらせましたし(モチロンフキカエ)。
ケリーとカトリーヌ・ドヌーブの実の姉フランソワーズ・ドルレアックの出会いの場面と再会の場面における大げさな演出が超笑えます。しかもケリーは「パリのアメリカ人」での自分の振付を完全にパクっており、私らファンをノックアウトしてくれます。今の私がこの映画のケリーと同い年ですが、ケリーの若々しい動きに感心してしまいました。
1967年製作なので来年が50周年記念。フランスでは記念イベントなどを行うはず。リアル体験してみたいなぁ。まだまだ何度も観ることになりそうです。
とても楽しいミュージカル映画ですので、皆様も機会がありましたら、ぜひ映画館でご覧になってくださいね♪
写真 上から
・公開当時のポスターデザイン
・マイ・コレクションの一部
・ロシュフォールを闊歩するキャスト
・フランソワーズ・ドルレアックとケリーの大げさなシーン
・作曲家ミシェル・ルグラン。映画監督、俳優としても活躍
・ジャック・ドュミ監督
天野 俊哉
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