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Vol.1077 ハリウッド女性映画特集関連〜ヴァージニア・ワイドラー
 今回の女性映画特集関連コラムで《明日のスター》をセレクトした時、「女たち」「フィラデルフィア物語」に出演しているヴァージニア・ワイドラー(VW)をどうしようか?と悩みました。
 子役出身のVWは6歳から16歳まで40本以上も出演したハリウッドでは超ベテランだからです。
 「女たち」では主役のノーマ・シアラーの娘役を、「フィラデルフィア物語」では主役のキャサリン・ヘプバーンの妹役という重要なポジションを任されました。このキャスティングは、MGM映画社の期待の大きさ、それこそ《明日のスター》を思わせましたが、16歳のこれからという1943年に映画界を引退してしまいました。
 ハリウッドきっての名子役シャーリー・テンプルがMGMに移籍してきたから!という説もあるようですが、果たしてどうでしょう?
 私としては珍しくこのコラムを書く前に、VWが引退直前にMGMで出演した3本の映画を観てみました。
 ミッキー・ルーニー&ジュディ・ガーランド主演のミュージカル
「ブロードウエイ」(1941)
 VWが主役の
「The Youngest Profession」(1943)
 ルシル・ボール主演のミュージカル
「Best Foot Forward」(1943)
の3本です。
 まず、VWは演技がしっかりしていて、ミュージカルでも重要なドラマチックな場面を任されている事、ミッキーやジュディらと同じミュージカル・ナンバーをこなしている事が分かりました。ただ、MGMと契約していた若手スター達があまりに達者なので、あっという間に見せ場をさらわれてしまうのです。
 多分、頭の良い彼女は「ここは自分の居る場所ではない!」と悟ったのではないか?と思いました。
 20歳の若さで結婚したそうです。
 今回は「女たち」「フィラデルフィア物語」のヴァージニア・ワイドラーを取り上げてみました。

写真 上から
・清楚さが漂うヴァージニア・ワイドラー
・「フィラデルフィア物語」でキャサリン・ヘプバーンと
・「Best Foot Forward」でルシル・ボール、トミー・ディクスと

天野 俊哉




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