|
|
| | |
|
|
|
|
| | |
|
Vol.1074 ハリウッド女性映画特集関連〜記憶に残るダンス・ナンバー
|
|
今回上映される18本のドラマの中には、記憶に残るダンス・ナンバーの登場する作品があります。
「奥様は顔が二つ」
1930年代に神秘的な魅力でMGM映画の女王にまで登りつめたグレタ・ガルボ。今日では松任谷由実さんのペンネーム呉田軽穂(くれたかるほ)の方が有名ですが、今回の上映作品ではガルボの珍しいダンス・シーンがご覧頂けます。
“La Chica Choca”という曲にのって黒燕尾服の男性達と踊ります。お相手は1940年代MGMミュージカル映画の有名な振付師ロバート・オルトン。あの「踊る海賊」「イースター・パレード」の素敵な踊りを創作したオルトン自らがガルボをエスコートします。
燕尾服がお似合いで中々渋い雰囲気のオルトン先生、あっという間の短いダンス・ナンバーですが、何度でも観たくなる名場面であります。
MGMミュージカルのアンソロジー映画「ザッツ・エンタテインメントPART2」にもほんの一部分が収められていました。
「ギルダ」
1940年代に「踊る結婚式」「晴れて今宵は」でフレッド・アステアと、「カバー・ガール」でジーン・ケリーと競演した美人女優リタ・ヘイワースの代表作。立派なフィルム・ノワール作品でありながら、そこは「カバー・ガール」のチャールズ・ヴィドア監督らしくファン・サービスを忘れていません。
服を脱いで行くだけのストリップよりも遥かに官能的なナンバー“Put the Blame on Mame”と、リタの肩の動きを生かしたラテン・ナンバー“Amado Mio”の2曲で大きなスクリーンのリタが観客に迫ります。後にマリリン・モンローの専属振付師となったジャック・コールの傑作と言えます。
リー・セオドア女史率いるアメリカン・ダンス・マシーンがそのジャック・コールの生涯をダンスで綴った「JACK」(1982)を日本で上演した時、主役のウエイン・シレントがリタ・ヘイワース顔負けのお色気を魅せて日本の観客をノックアウトしたものです。
天野 俊哉
|
|
|
|
|
|
| | |
|
|
|