|
|
| | |
|
|
|
|
| | |
|
Vol.1057 宝塚大劇場花組公演「ME AND MY GIRL」そのB
|
|
花組トップスター明日海りおさんは前回2008年瀬奈じゅんさんの「ミーマイ」では女役ジャッキーを色っぽく演じていました。
清潔感あふれる明日海さんの主人公ビルは魅力的でしたが、私が観たのが初日から4日目のせいか、帽子やリンゴを落とすミスが目立ち気の毒でした。初演の時から基本的な演出、演技指導は変わっていませんので明日海さんにとってハードルが高いわけですね。
私は初演からの山田卓先生のダンス振付が大好きなので、今回も大いに期待してプログラムを開いたところ、他の方の名前がクレジットされてましたが、実際はそのほとんどが山田卓先生の振付だったのでほっとしました。
ビルが夜の街で歌い踊る“Leaning On A Lamp Post”のナンバーなど、もう他の人の振付なんて絶対に考えられません。
タップダンスは2曲で、ビルとサリーのタップ・デュエット“Me and My Girl”、ジャッキーとジェラルドを中心にしたタップ・アンサンブルはテクニックよりも楽しさを追求したナンバーとして成功してます。ただこのアンサンブル・ナンバー“The Sun Has Got His Hat On”と若いテニスプレイヤーと女の子達のナンバー“Hold My Hand”はダンスの部分がかなり短くなってしまい残念。また、フィナーレのメドレーも主要キャストが上手く生かされていなかったです。今回初登場、若央りさ先生振付の男役のブルース・ナンバーもそれまでのカラッとしたアレンジの曲が素敵だったせいか?とても地味に感じました。
それでも楽しくてハッピーな作品であることにはかわりありませんでした。
絶対に完売してしまうミーマイなのに制作サイドが何故かこだわるダブルキャスト。オシャレなプログラムを作り、見所一杯なのに肝心のダブルキャスト紹介のページが不親切でした。
もっともっと多くの人に観てもらい、新しいファンを開拓しなければならない宝塚歌劇なのに東京公演でのチケット・ロスって何とかならないのでしょうか?
皆さんがなかなか接することの少ない宝塚歌劇ですが、
ミュージカル
「ME AND MY GIRL」
是非ともご記憶して頂けます様に。
天野 俊哉
|
|
|
|
|
|
| | |
|
|
|