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OUR MASTER : 佐々木 隆子
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Vol.1047 キング・クリムゾンを知りたい
 昔から人様が夢中になっているものに興味を持つという変な癖があります。
 昨年のNTDの楽屋での事。
 日本のフレッド・アステアこと白川希君が何やらド派手なTシャツを着ていました。それを見た若手タップ・ダンサーの加藤信行君が「白川さんはキング・クリムゾンのファンなんですか?」と話しかけていました。物凄い形相の顔のイラストがドーンと描かれたシャツです。私はこの顔の人がキング・クリムゾンだと思い込みました。
 その後、白川君のブログ等にキング・クリムゾンが良く登場する事を知りました。白川君は、昨年暮れの来日コンサートにも何度か通ったようです。
 ある音楽雑誌にそのコンサート写真が掲載されていたのですが
 「何じゃ!こりゃあ」
 の世界でした。
 だってステージには3台のドラムセットが並べられていたのですよ!
 それ以来《キング・クリムゾンを知りたい病》にかかってしまいました。
 今年に入って、まずは2冊ほどの入門書を購入して読み始めました。
 キング・クリムゾンはグループ名、ジャンルはプログレッシブ・ロック※、始まりが1969年、ロバート・フリップさんがリーダー、フリップさんあんな凄い顔をしてないetc.
 現在に至るまで何度もメンバー・チェンジを繰り返し続けて、トリプル・ドラムスに至った様です。
 好きですねぇこういう展開って。
 ジャズの世界でもスイング時代の人気バンドリーダーのアーティ・ショウがブッ飛んだ人で、バンド構成、バンドメンバー、実生活の奥さんまで簡単にチェンジしまくったものです。
 残念ながらいまだにキング・クリムゾンの音楽は全く聴いていないので、白川君と語り合う事などは出来ないかも知れません。
 実はザ・ビートルズもあらゆる書物を読みあさり、日本武道館での来日コンサート映像、全ての映画をDVDで、さらにはザ・ビートルズの偽者ザ・ラトルズの映画までも所有しているのに、彼等のレコードやCDは1枚も買ったことがありません。ただ、ジョン・レノンをはじめとするユニークな登場人物の存在が、私にとっては魅力的に映るのでしょう。
 キング・クリムゾンのリーダーロバート・フリップさんの音楽人生から目が離せない天野であります。

※プログレッシブ・ロック
1960年代後半のイギリスに現れた、普遍性からの逸脱を特徴とするプログレッシブ(実験的・前衛的)なロックのスタイル。略称は「プログレ」。

天野 俊哉




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