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Vol.1021 (祝)重木昭信著「ミュージカル映画事典」出版記念そのA
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「ミュージカル映画事典」の著者、重木昭信氏が私のミュージカル映画の師匠であることは前回書きましたが、やがて三浦秀一氏(中川三郎先生のお弟子さん)のプライベート映画上映会で重木氏と初めてお目にかかったのですが、私の手紙の事をよく覚えていて下さいました。
まだまだビデオソフトの普及していない時代、アメリカのテレビで放送されたミュージカル映画の映像は凄く貴重でした。重木氏はそのコレクションを実に気前よく貸してくださり、貴重なお話も沢山聞かせて頂きました。
ある時「天野さんはMGMミュージカルでは何がお好きですか?」と聞いてこられたので、「意外かも知れませんが『キス・ミー・ケイト』なんです!」と答えると「そうでしょう!あれは傑作ですよ。私もそうです」と喜ばれていました。当時のお偉い映画評論家先生は皆さん戦前の作品なら「トップ・ハット」(ちなみに私達は「有頂天時代」)、戦後の作品なら「バンドワゴン」が傑作と言わなければならない時代だったので、私達若手はうんざりしていたのですね。
やがて重木氏は「ブロードウエイ・ミュージカル事典」の執筆でお忙しく、私は大学を卒業してタップの世界に入りお目にかかる機会がグッと減りました。
ちょうど30年前の春に銀座博品館劇場で佐々木隆子先生がリサイタルを開かれた時、隆子先生のアメリカでのタップ・ダンスの師匠ダニー・ダニエルズ(写真@)振付作品を公演で披露するというので、ダニー・ダニエルズ先生を紹介する文章がプログラム(写真A)に必要になりました。
すぐに重木氏に連絡を入れたところ、気持ちよく承諾してくださり素敵で独創的なコラムを書いていただきました(写真B)。
大変可愛がって頂いたのに近年すっかりご無沙汰してしまいました。
今回は、最近発売された「ミュージカル映画事典」の本と著者重木昭信氏の紹介をさせていただきました。
ぜひ皆様ご一読下さいませ。
お金が貯まりましたら私も必ず購入して、またコラムにいたしますね。
写真 上から@AB
天野 俊哉
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