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Vol.1013 ベニー・グッドマン&フレッド・アステア幻の競演
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“キング・オブ・スイング”ベニー・グッドマンが亡くなって今年で30年。ベニーの常にスイング・ジャズを追求して留まる事がなかったあたりは、新しいものを追求し続けたフレッド・アステアと似ています。
実はベニー・グッドマンとフレッド・アステアがたった1度だけ、しかもたったの2曲をレコードに吹き込んでいる事をつい最近思い出しました。
しかも私、そのCD録音を持っていました。
早速チェックしよう♪
データによると1940年5月9日LAでの録音とあります。
M1−“Who Cares”
まずベニー・グッドマン楽団のメンバーで特徴ある人はドラムのニック・ファトールとエレクトリック・ギターのチャーリー・クリスチャン位。随分とキーマンが脱退してしまったものだ。ニックはこの後アーティ・ショウ楽団に移り、映画「セカンド・コーラス」で再びアステアと組むことに。チャーリーはモダン・ジャズの歴史に残っている重要人物なのに、ブラスの音に潰され全くギターの音色が聴こえて来ないのは残念。
まあ、普通に共演しました程度の出来でした。
M2−“Just Like Taking Candy From A Baby”
先の楽団メンバーにヴィブラホンのライオネル・ハンプトンが加わる。これはアステア自身が書いた曲で、ベニーのクラリネットとタップ、もしくはハンプのヴィブラホンとタップのかけあいがジックリ聴ける嬉しいナンバーです。楽しく録音している風景が浮かんできます。
こういう競演て、テレビショーとかでも無いのかな?今度、日本のフレッド・アステアこと白川希君に聞いてみなければ。
白川君と言えば以前彼から凄いDVDを頂きましたっけ。自宅でインタビューを受けていたアステアが、ライオネル・ハンプトンのヴィブラホン演奏のレコードに合わせ、アドリブでドラムを叩くのです。
もう傑作。
タップでなく、ドラムというあたりがオフのアステアっぽくて笑える。
楽しくて何度も何度も観返してしまいました。
写真は、自宅でドラムを叩くフレッド・アステアの映像から。
天野 俊哉
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