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Vol.101 Y'sバレンタインコンサート
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おかげさまで最近は戸塚スタジオの地元の方々からイベントのお誘いや開催のご依頼を頂くようになりました。レッスンのスケジュールなどの都合上なかなか実現することができなかったのですが、今回初めて実現することができました。ご依頼を頂いたのはシニアホテル東戸塚イーストウィング。その名のとおり、まるで高級ホテルのように立派で綺麗な高台に建つ老人ホームです。衣裳ケースやバッグを持って送迎シャトルバスから降り立つPure Jewelsのメンバーの様子は旅行でホテルに到着したかのように見えました。
さて、事務局の方にホテルのフロントのような出迎えを頂き建物内に案内されると、落ち着いた赤い色の絨毯が敷きつめられ、BGMにはクラッシックが流れていてなんとも優雅。エレベーターホールには「St. Valentine's Day Concert」と銘打たれたポスターでこの日のイベントが宣伝されていました。控え室に案内して頂くと、これまた綺麗で感激。間もなくして、まるでルームサービスのように昼食がワゴンで運ばれてきました。専属シェフが腕を振るってくれた料理はどれも美味しい!サンドウィッチは野菜のシャキシャキ感から作り立てであることが伝わってきます。ピラフはパラパラとこぼしにくいように敢えて適度なしっとり感を持たせているのでしょうか、スプーンでとても食べやすくやさしい味です。続いてエビフライです。細かいパン粉の食感がとてもやさしいです。さらにエビが柔らかい。包丁で軽く叩いてあるのでしょうか、プリプリ感よりも食べやすさを重視した感じです。鶏の唐揚げもフライドポテトも一口サイズ。どちらも塩分が控えめで素材の味が生かされています。極めつけはイカリング。一見ふつうのイカリングですが、食べてみるとイカを一度タタキ状にしたものを再度リングにしてあって、固いものが食べにくい方への配慮に感動すらおぼえました。ちょっとグルメコラムのようになってしまいましたが、まじめに言うと分野は違っても“相手の立場になって考える”ということをあらためて教えてくれた昼食のひとときでした。
さて本題です。リハーサルを始めると、メンバーが徐々に緊張の面持ちとなってきました。これはイベント後に事務局の方から言われたのですが、「食事の時と一変して、本番に臨むみなさんの緊張感が伝わってきて感心させられました」との言葉を頂きました。些細なことかもしれませんが、そんな言葉を頂いたりするとPure Jewelsがチームとして成長いるんだなと、誇らしく思えました。
お客様にプログラムを配る役目を子供たちに任せたところ、皆さんにとても喜んで頂けました。
タップ板はスタジオ所有の樹脂製を持ち込みました。発表会などで使用しているコンパネのタップ板よりも滑りやすいのですが、これからもいろいろな環境や条件に合わせて踊ることがあると思うので勉強になったと思います。
本番が始まると、お客様たちはそれこそ身を乗り出して真剣に、そして喜んでご覧頂いているようでした。入居者の皆さん、そしてホームスタッフの皆さんからたくさんのあたたかい拍手を頂いて本当にうれしかったです。本番終了後の懇親会では楽しそうな笑い声が絶えませんでした。たくさんの励ましやお褒めの言葉を頂き、そして皆さんの喜んで下さった様子であたたかい気持ちになりました。みんなも同じ気持ちだったようで、解散後にメンバーから「貴重な体験ができました。また機会があれば参加させて下さい」という主旨のメールが続々と届きました。文字がにじんで読みにくかったな・・・。踊りの技術も大切ですが、同じ気持ちで同じ方向をめざして踊れる仲間がいることの大切さを感じました。スタジオを開いてからY'sがファミリーになってきたことを少しずつ感じていましたが、今回のイベントでますますそれを実感できました。これからもいろいろな経験を積みながら、みんなで勉強して行きたいと思います。
今回出演してくれたPure Jewelsのメンバー、そしてキッズチームJelly Beansのメンバーふたりとご家族の皆様、ご協力ありがとうございました。また次回がありましたらよろしくお願いします。報酬は入居者皆さんのあたたかい拍手と笑顔、そして美味しい料理です。
淺野 康子
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