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Vol.1000 生誕100年記念グレン・フォード〜奥様は世界一の女性タップ・ダンサー
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私にはこの3月で86歳になる父がいるのですが、父の悪いクセが映画の結末を話して聞かせる事です。しかも、その映画を観ている最中という事が多く「ガス燈」「疑惑の影」「ギルダ」などは、犯人が分かってしまったりで面白さが半減してしまった作品であります。
今回は、私にとって不運な出逢いであった「ギルダ」の主演俳優グレン・フォードが、この5月に生誕100年を迎えますのでコラムに取り上げたいと思います。
グレン・フォードには刑事、ボディガード、軍人、教師の様な硬派なイメージが強く、中学生の頃観た「誘拐」「ギルダ」「暴力教室」等がまさにニコリともしない真面目な男の役柄でした。有名な作品ではありませんが、子供を誘拐されてしまう主人公を演じた「誘拐」のグレンの正義感溢れる演技が印象的でした。
そんなに背は高くないのに軍服がお似合い。デビー・レイノルズと共演した「それはキッスで始まった」なんてコメディはもう何にも覚えていませんが、グレンが軍服を着ていたことだけは良く記憶しているのです。リンゴ売りのベティ・デイビスを一流のマダムに仕立てる「ポケット一杯の幸福」なんて素敵な作品もありましたっけ。
グレンがマーロン・ブランドと共演し、日本で長期ロケをした「八月十五夜の茶屋」という作品は未だに観る機会がなくて残念です。
どういう訳か知りませんが、グレン・フォードの奥様はあのタップの女王と言われたエレノア・パウエル。片やMGM映画を代表するミュージカルの大スター、片やコロンビア映画の脇役俳優。お猿さんみたいなルックスのグレンがどのタイミングで、どうタップの女王と出逢ったのか?是非知りたいものです。
写真右
・カナダ ケベック州出身のグレン・フォード
芸名は父親の故郷カナダの地名“グレンフォード”から
・結婚歴は4回。最初の結婚式(1943)でエレノア・パウエルと入刀する軍服姿のグレン・フォード
・「ギルダ」(1946)で共演したリタ・ヘイワースと恋愛関係に
他にもジョーン・クロフォード、ブリジット・バルドー、デビー・レイノルズなどとも
写真下
軍人姿もカウボーイ姿もカッコいいグレン
「ポケット一杯の幸福」(1961)では、出資して当時の恋人ホープ・ラングを相手役に
天野 俊哉
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